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人気ブランド20社のうち、8社が開雲グループ会社やLVMHグループ会社の傘下にあり、いくつかの規模の小さなブランドブランドもある。今の市場では規模化がブランドの成功に貢献していることに間違いないのを証明している。新型コロナの続きは、この現象をさらに強固にするだろう。
モンクレールコピーはグループ化の野望をもくもくとしており、 新型コロナでモンクレールの業績に影響が出ている場合でも、第4四半期にもう一つの機能ブランドであるストーンアイランドを11億5000万ユーロで買収した。
//モンクレールがストーンアイランドを買収したことは、イタリアのLVMHの誕生の前奏曲だったかもしれない//
業界では、この買収は両ブランドの価値観やブランド文化が一致しており、ブランド運営の面では相互補完的であることが評価されている。市場でハイエンドの位置づけの機能ブランドが少ないため、ストーン島は急速に市場配当を享受し、2019年の売上高は24%も増え、2億3900万ユーロとなり、ここ数年は二桁成長を維持しており、2017年の伸び率は35%に達している。
すでに2017年には、モンクレールは現在、最も有能にイタリア版のLVMHを構成する大手高級ブランドであるかもしれないことが市場に認識され始めていた。ラグジュアリーなダウンジャケットのカテゴリーの先駆者であり、近年のラグジュアリーダウンからの利益もあって、モンクレール新作は最も利益率の高い高級ブランド企業の一つとなっている。営業利益率は41%となり、強力なエルメスとほぼ同じである。
//ラグジュアリーなダウンジャケットのカテゴリーの先駆者である//
ロイター通信は、Remo Ruffiniが「イタリア版Bernard Arnault」になり、そしてモンクレール激安を次のLVMHのような贅沢品帝国にするだろうと見込んだ。なぜなら、Remo Ruffiniが最初のイタリアの高級寡占を作ろうとしているのなら、今がいい時期だからだ。「Refinitiv」のデータによると、イタリアの高級ブランドは現在は断片的で、評価額も史上最低値で、5年前業界の予期収益は28倍だが、今は25倍となることだ。
今回の買収は、この主張をさらに後押ししているようだ。Remo Ruffiniの野望は、萎えていた市場を元気にさせ、なぜなら、市場は強者の誕生を喜んで見守るからだ。リーダーがいないイタリアのファッションにリーダーを選ぶなら、使命感とリーダーシップを兼ね備えたRemo Ruffiniにも恥じない。
//Remo Ruffiniの野望//