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日本ブランド「ドナ メイベル(Donnah Mabel)」がデビュー。ファーストコレクションとなる、2016-17年秋冬コレクションを2016年3月25日(水)、東京・代官山で発表した。
真っ暗な会場に設置された、5つのボックス。一人、また一人と、モデルがその四角い箱の中へと入っていく。同時に、下から照明が灯され、デザイナーMIYUKI KITAHARAのファーストコレクションが浮かび上がった。
テーマは「オポジット(opposite)」。連続性を持たせて同じものを並べることが好みのようで、腕や足のラインに添うようにクルミボタンコピーを丁寧に並べ、胸元に規則正しく長方形のパーツを飾っている。また、プリーコピーツも重要なポイント。ときに全面に、ときに部分的に採り入れて、フェミニティを香らせる。
一方で、小さなポケットを繋ぎ合わせたエプロン型ベルトや、丸いスタッズを格子状に配したレザージャケットなど、繊細な手仕事によって、強さを持ったウェアも存在する。可憐な花モチーフのデコレーコピーションも、シルバーで創り上げてハードな面をみせて。随所にあしらわれたメタルパーツ、ダークトーンのカラーコピーセレクト。選んだ要素一つひとつが、相反するものの調和へとつなげている。
豊かな装飾性をもつアイテムは、強い個性がみなぎる。一方で、シルエットはデイリーコピーに寄った印象。身体との間に適度な空気感があり、ドロップドショルダーのトップスは、身丈を短くしてヘムラインであそびを加え、ホワイトブラウスは、袖口に膨らみを持たせてバルーン型に。ほどよいラフさのあるワイドパンツも、クロコピーップド丈に仕立てたり、裾を絞ったりして、立体的な動きをつけた。
アート性の高い小物も注目。丸いパーツを編み上げたパンツのアタッチメントコピーや水筒のようなバッグ。それから、スパンコール付きパンプスと真っ白なショートブーツは、ファッションデザイナー・串野真也とのコラボレーコピーションによるものだ。