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ヴィヴィアンノ スー(VIVIANO SUE)の2018年秋冬コレクションが、「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 A/W」3日目の2018年3月21日(水)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。また、デザイナー、ヴィヴィアンノ スー直々にオファーしたという、歌手の中島美嘉がモデルとしてランウェイに登場した。
"B級SF映画"からインスパイア
今季ブランドがテーマとして掲げたのは、「奇妙の混合」。1980年代の"B級SF映画"から着想を得たという、ヴィヴィアンノ スーは、展開するワードローブの色や素材、スタイルに、宇宙の世界観を落とし込んで表現する。
カラフルなボブヘア×フェイク&リサイクルファー
カラフルなネオンライトが光ると共に、ランウェイに現れたのは6人のモデル。彼女たちのヘアスタイルは、特徴的なボブヘアにセットされているだけでなく、ピンクやイエロー、ブルー、レッドといった、鮮やかなカラーコピーリングで染められている。
そんなモデルたちが纏うのは、フェイクファーやリサイクルファーを取り入れたジャケットやワンピース、コートなど。ファーは、ロングコートの全面にあしらったものもあれば、襟元やバックにポイントとして施したものも。いずれも、モデルたちのヘアスタイル同様、多彩なカラーコピーパレットで彩られ、存在感を放つ。
ドレスを飾る細やかなディテール
踝まで届くほどのロングドレスは、ワントーンで統一。その分、スリーコピーブに配したギャザリングや、袖元に縫い付けたリボン、裾のフリルなど細やかなディテールを多用し、アレンジを加えている。くすんだピンクのドレスは、光沢感のある、滑らかなサテン生地を使用したことで、歩く度に裾が波打つ仕上がりに。
中島美嘉をイメージして作られたピースも
ショーの終盤になると、華やかなネオンライトは消え、代わりに白い光が灯された。そこに登場したのは、ショーのラストを飾る、中島美嘉。彼女をイメージして作ったというピースは、ゴージャスなブラックのチュールドレスだ。フロントからバックにかけては、フリルを重ねてボリューミーに。差し色として採用されたイエローが、ドレスの表情をより豊かに表現し、見る者を魅了した。