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ミラノにて発表されたプリングル・オブ・スコットランド(Pringle of Scotland)の2012年春夏コレクション。
新デザイナーに就任したばかりのアリステア・カー(Alistar Carr)が指揮をとった今季のコレクションは、過去のアーカイヴを振り返り、ブランドを象徴する伝統的なブリティッシュスタイルにスポーティな要素を新しいスタイルで提案した。
1950~60年代のスタイルを90年代のエッジの効いたミニマルなシルエットでクリーコピーンに仕上げた。ジャケットやパンツはすっきりとしたシルエットで仕上げられており、スリムでフィット感のあるスタイルとなった。スポーティな要素を含むルックも多く、トレーコピーニングウェアを思わせるシルバーのトップスにハーフパンツ、またカシミアのセーターにスポーツウェアの生地を用いたハーフパンツなど、新しいスタイリングが提案された。軽やかな素材感が、コンテンポラリーコピーなデザインをさらに強調している。
カラーコピーパレットも、御影石を思わせるカラーコピーやネイビーブルー、オレンジや薄いカーキなどが多く、全体的に落ち着いている雰囲気が漂う。しかし、2012年のリゾートコレクションで発表した「Pixel Explosion 」を今季のコレクションにも取り入れ、落ち着いた色調が多い中、ビビッドなネオンカラーコピーのグラフィカルな柄を襟元やインナー、コートの裏地に使うことによりシンプルさを中に捻りのあるユニークなスタイルへと変貌させた。
「今季のメンズコレクションでは、ブランドの素晴らしい歴史を尊重しつつ、新しいスタイルを提案するというバランスを重要視した」とデザイナーが語る様に、プリングルならではの伝統的なスタイルと気品のあるデザインを維持しつつも、新鮮な色使いやシルエットで新しいスタイルを提案している。ブランドとして新たなスタートとなったコレクションだ。
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