記事お勧め
ガンリュウ(GANRYU)の2014年春夏コレクションが2013年7月30日(火)、東京・南青山のショールームで披露された。
ショーが始まると烏の艶やかな羽のような前髪のウィッグを付けたモデルが現れた。グレーコピーの異なるチェックを組み合わせたウールのシャツにそして2種のストライプのショートパンツを合わせたファーストルックからスタート。
毎シーズン人気のサルエルタイプのパンツに加え、アシンメトリーコピーな素材使いとフォルムが特徴の新しいラップパンツが加わった。ボタンコピーダウンのフラップポケットを脇に大きくあしらったり、スペンサージャケットにエポレットをあしらったりと捻りの効いたディテールが散りばめられている。
ウィンドブレイカーに見られるようなシャーリングやドローコードが付いたジャケットはテクスチャーの異なる生地をパッチワークして仕立てられている。アウトドアウェアに使われそうなシャリ感のあるテキスタイルも今季の特徴だ。ストライプや明るいブルー、グリーコピーン、イエローなどライトな色彩で表現される爽やかさと、踵を踏んだ様にデザインされたスリッポンやパンツが作るルーズなボリューム感とのコンビネーションが絶妙。
葉脈のようなグラフィックは、カットソーやバッグなどにプリントされ、コレクション全体を通して使われている。ニットやカットソーの胸に刺繍されているのは、シャークのモチーフ。「LIFE MUST BE LIVED AS PLAY」や「HAPPYNESS」のプリントやアウトドアのディテールからは、「強く生きようぜ」というポジティブなメッセージを感じることができる。