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コシノヒロコがグッドエイジャー賞受賞 - 「母を見ていると老いるなんてとんでもない」

コシノヒロコがグッドエイジャー賞受賞 - 「母を見ていると老いるなんてとんでもない」 コピー

2012年9月6日(木)に渋谷ヒカリエで第10回グッドエイジャー賞授賞式が開催され、ファッションデザイナーで自身のブランド「ヒロコ コシノコピー(HIROKO KOSHINO)」を手掛けるコシノヒロコが「グッドエイジャー賞」を受賞した。

「グッドエイジャー賞」は、今まさに到来している高齢化社会に対して、いつまでも「活きいき・楽しく・かっこよく」素敵な大人でいてほしいという願いを込めて立ち上げられた。年齢を重ね人生を楽しみ、元気で常に未来を見つめ、これから先も色々なことに挑戦してみようというバイタリティあふれた人物を受賞の対象にしている。

75歳になった今もなお、枠にはまらないアグコピーレッシブでパワーに満ちた生き方がコシノの受賞の決め手。いきいきと若々しくいられる秘訣について次のように言及した。

「今75歳という気ではないんです。ふと気が付くと周りは若い子でいっぱいで一番年上ですが、若い子以上の経験があるので、その経験を生かしながら若い子たちよりも仕事をしたいし、絶対負けたくないと思っています。常にそれが願望です。」

続けて、「自分の理想に近づけるための努力はどんなことがあってもやっていきたいです。そのためにはありとあらゆる知恵と、ありとあらゆる能力を駆使してやる。それが私の生き方なんです。趣味でお三味線、長唄、プロ級と言われるゴルフ、絵画、書など色々やっていて、毎日そんな忙しくて大丈夫か聞かれるけど、私は忙しいからこそ出来るんです。」と、母・小篠綾子に負けないパワーにあふれた思いを語った。

2011年には、NHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション」のヒロインモデルとして母が選ばれたことで、脚光を浴びた。「カーネーション」で話題になった母について聞かれると「あの母を見ていると簡単に老いるなんていうのはとんでもないと思っちゃう。母とは24歳離れていましたが、母は歳を取っても3姉妹の娘をライバル視して、自分に対して絶対の自信がありました。そんな風に生きていたので、人生を思いっきり楽しんでいたように思います。私もこれからの人生、自信を持ちながら楽しみたいです。」と話した。

9月7日(金)にヒロコ コシノコピー初の銀座店がオープンすることについて「銀座は初めて社会と接した場所で、銀座の小松ストアの3階に妹のジュンコとヤングレディースストアで働いていました。あの近辺では高田賢三とか松田光弘が仕事していたんです。三宅一生、山本寛斎など、今は世に出ているたくさんのデザイナーが銀座に集まり、とてもいい刺激になりました。そんな楽しい思い出が詰まった土地でお店をオープンするということで、改めて銀座に返り咲くという気持ちでいます。」と、今後の活躍をなお期待させるコメントを残した。

【コシノヒロコ】
コシノ ヒロコ(小篠 弘子)
1937年、大阪府岸和田市で生まれ。1982年にパリコレクションに参加。1984年、日本人として初めて中国・上海でコレクションを発表。1995年、第11回国際アパレル連盟総会でアジアを代表するデザイナーとして講演。2012年、ロンドン五輪体操の日本代表の新ユニフォームをデザインする。

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