記事お勧め
ソーイ ウィメン 2016年秋冬コレクション - ソーイが新たに描く、マニッシュな女性像
ミッキーマウスがポイントのマンハッタン ポーテージ新作バッグ
ヴァレンティノがハワイをモチーフに製作したカプセルコレクション、ドーバー ギンザで発売
ニコライ バーグマン×エルラーセン「花」モチーフの腕時計、ひまわりや百合を描いて
エトロ(ETRO) 2012-13年秋冬コレクション - ペイズリーが生み出す現代と伝統が融合された美の世界
ディオール「スズランの香り」の“ラッキーフレグランス”、スズラン刺繍のコットンポーチも
「イッタラ X イッセイ ミヤケ」のトートバッグに新サイズ - 独特な折りのユニセックスバッグ
アディダス オリジナルスのスニーカー「スタンスミス」ベージュカラーのエミ別注モデル
ニューバランス×英グレンソン、“革靴”をイメージしたプレミアムスニーカー3種
アタッチメント 2014-15年秋冬コレクション - アクティブなスタイルには機能性と優しさを
ネオンサイン 2018年春夏メンズコレクション - ファッションが表現する工業製品の美学
ネオンサインコピー(NEON SIGN)の2018年春夏コレクションを紹介。
テーマは「THE CRAFTER」。工業製品の美学をコンセプトに、服を作る人の解釈によって表現した製品群をイメージしているという。アイテムの一つ一つはベーシックだが、重層的なレイヤードが複雑な印象をもたらしていく。その様子は、規格に則って作られた製品の集合体が、新たな美学を生む様子を表現しているようだ。
レイヤードは、丈の短いトップスやアウターによってバリエーション豊かに繰り広げられている。シャツを基本にしながら、ニット、パーカー、ジャケットなどを重ねていく手法が特徴的だ。また、ニットのスリーコピーブにスリットを入れたり、ニットのネックを深いVネックにデザインしている点なども、重ね着することを前提にしていることを伺わせる。
柄には、グレンチェックや千鳥格子といった様々なチェック柄を採用。また、ニットの首元や裾にはラインが取り入れられ、どこかスクールコピーウェアのような雰囲気も感じさせる。アイテムも、シャツやポロシャツなど、ユニフォームを想起させるものを敢えてセレクトしているようだ。
ボトムスも、トップスの重層的なスタイルにマッチしている。とりわけ、チューリップの花弁のような変形デザインのパンツは、布の重なりがそれ自体を表しているようだ。服作りをする者だからこそ生み出せる工業製品の美学を、ここに読み取ることができる。