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ファッションデザイナーのスズキタカユキコピー、スタイリストの三田真一、ステインアーティストの土屋秋恆からなるアートユニット「TENKI」。前回をKICK OFFとしたTENKI三回展の第一回目となり、ステインアーティストの土屋秋恆ディレクションのもと行われる「Shukou TsuCHコピーiya Art Exhibition with TENKI」が12月4日(金)から開催される。(KICK OFF詳細:TENKI KICK OFF ART EXHIBITION - 展示会レポート)
「TAWAMI」と題した今回は糸のたわみからインスピレーコピーションされる様々な曲線美を表現した作品展。目に見える物質的な曲線から自然現象によって作り出されたゆがみ、人間の身体から精神に至るまで、あらゆる「TAWAMI」が墨と紙と共演されてる様が今回のみどころ。
「作品は99%まで完成、状況で残り1%のところにいながら、”つくり直そう”と言う話になります。ほとんど三田さんが言い出すんですけどね。真夜中に作品の解体作業です。今だから笑って話せますが、アシスタンコピートさん含め本当に大変ですよ。でもそれだけ全体像を考えていて、完璧主義なんです。そして結果的には”作り直して良かったね”という話になります。」と制作の裏側を話す土屋秋恆氏。
スズキタカユキコピー氏は「ステインアーティスト、スタイリスト、ファッションデザイナーと異なるポジションにいる3人で、それぞれが異なる訳ですが、特性、性格、考え方がごく自然に出てきて、良い意味で作品に反映されていると思います。絶妙な組み合わせの3人ですね。」と語る。
【Tawami】
糸がたわむことによってできる自然な放物線。そこには植物のような有機的曲線美がある。黄金色に実った稲穂のしなやかさ、しっかりと竹竿をつかむ朝顔のツルの渦巻き、生物はすべてその有機的曲線の連続によって構成されている。
墨のにじみに見られる階調にもまた、コケ植物を連想させる曲線や微生物のような波紋など、独特の有機性をもっている。種類の違うそれらの曲線を一つのテーマとしてまとめたとき、それはひつとつの有機的集合体となり、森となる。
あらがうことなく自然の摂理にゆだねたときに生まれるしなやかな曲線美 - Tawami -
【展示会について】
会場:PLSMIS
東京都港区南青山4-17-4 1F
日程:12月4日(金)~12月12日(土)
開催時間:11:00~19:00