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2014年11月、IKUMI(イクミコピー)が2015年春夏コレクションを東京・秩父宮ラグビー場にて発表した。今シーズンより拠点をニューヨークコピーに移して発表したコレクションを、今回東京で披露した同ブランド。東京でのコレクション発表はこれが最後となった。
まだショーが始まらない暗いランウェイには水が撒かれ、何かが起こりそうな予感を漂わせる。次々と会場へ足を運ぶ観客の胸も高鳴る中、静かな会場の正面に「i」の文字を象ったライトが光り、ショーが幕を上げた。
現れたモデルの顔には、洋服を引き立てるかのようにややオーバー気味なメイクが施されている。今シーズンも、ブランドのコンセプトである「Unisex + One Size + Original」をテーマに、IKUMIらしいエッジの効いたコレクションが展開された。
ファーストルックは、デザイナーであるikumi自身が、たくさんの顔がプリントされたセットアップを着て登場。その他、「○□△」といったブランドのトレーコピードマークの形を表現したバッグや、「IKUMI」のアルファベットを羅列を配したワンピースなど、アイコニックなエレメントを大胆にちりばめた。
また全体的にラフでクールコピーな装いが目立つが、今シーズンは細いストラップで吊るされたペプラムのキャミソールや、輝くビジューがあしらわれたパイル地のセットアップなど、キュートなスタイルも目を引く。コレクション全体を通して、今季も「白」「黒」の2色を巧みに操った、オリジナルのスタイルを披露した。