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アツシ ナカシマコピー(ATSUSHI NAKASHIMA)の2019年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで2018年9月24日(月)に発表された。
60年代ファッション&音楽シーンを切り取る
クラシックであることをブランドコンセプトの一つに掲げる、アツシ ナカシマコピーは今季「リバイバル」をテーマに60年代にフォーカスを向ける。ミラノデビューより堂本剛が音楽活動をする「ENDRECHコピーERI」のサウンドをショーミュージックに起用するなど、かねてから音楽に親交が深いデザイナー中島篤が目を向けたのは、ファンク・ディスコ・ソウルコピー・R&B・ロカビリーコピーなどの音楽カルチャー。ファッションとリンクして移り変わる、音楽シーンも一つの着想源とした。
ファンクの引き出しからは、裾にかけてフレアに広がるダンスパンツや開襟シャツをピックアップした。アメリカで勢いのあったロカビリーコピーのエッセンスは、メンズのジャケットに落とし込まれている。
Aモチーフのオリジナルレーコピースドレス
60年代ファッションから影響を受け、ウィメンズではドレスルックを多数展開。ブランドとしては珍しいフェミニンな印象のピースは、オリジナル素材のレーコピースで仕立てられている。ブランドロゴのAを切り取り、幾何学的に並べオリジナルのレーコピース地を作成した。
スエードドレス&バッグもオリジナルモノグラムコピーで
ドレス同様にAを幾重にも重ねて、モノグラムコピー調に仕上げたレザーグッズも登場。高級スエード調の人工レザーを使ったドレスや、いくつかの形状で展開される日本製のバッグなどに起用されている。特に、スエード地のドレスはユニークで、レザー加工により立体感のあるモチーフが万華鏡のように重ねられ、強い個性を放っている。